盲導犬マガジン DUET 第14号

全国の盲導犬育成施設の緊密な連携のもとに、視覚障害者福祉の向上に寄与することを目的に発足した「全国盲導犬施設連合会」は、2005年4月をもちまして10周年を迎えました。市民の善意に支えられる福祉団体として、不安定な財政基盤ながらも歩一歩と歩み続けてこられたのも、盲導犬育成・普及に深い理解をもって応援してくださる皆さまのおかげと、心より感謝いたしております。

また日本で初めて盲導犬が誕生してから半世紀を迎えようとしており、今はちょうど節目となる時期ではないかと考えております。この間、盲導犬使用者、盲導犬協会等をはじめ多くの支援者たちと共に、盲導犬の受入を法的、社会的に認めてもらうための努力を積み重ねてまいりました。1978年道路交通法に盲導犬の通行が規定され、さらに2003年に「身体障害者補助犬法」が施行され、盲導犬をはじめとする補助犬の受入が法的に保障されたのは、誠に喜ばしい限りです。障害者がいつでも、どこへでも他の人の手を煩わせることなく、自由かつ安全に行動できることは、障害者の自立と社会参加にとって大きな前進です。しかし、盲導犬は未だ大幅に不足しているのが実情です。

当連合会はこのような現状を改善していくために、10周年を機として、これまで以上に活発に啓発活動や各施設への支援活動等を展開してまいりたいと考えています。

今後とも、なおいっそうのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

全国盲導犬施設連合会 会長  塩濱 良夫