盲導犬情報 創刊号(1994年4月)



内容


盲導犬の啓蒙と育成について

厚生省社会・援護局更生課身体障害者福祉専門官  植村 英晴

盲導犬育成への助成は、「障害者の明るいくらし」促進事業の一つとして「盲導犬育成事業」が昭和54年から実施されています。平成 4年度に全国8つの盲導犬協会で育成された盲導犬は、109頭です。この中で公的補助により育成されたのは71頭、現在、755頭が盲導犬として全国で活躍しています。

盲導犬を使用する視覚障害者の皆さんや盲導犬協会の努力によって、盲導犬に対する国民の理解も深まり、盲導犬を積極的に受け入れるスーパー、ホテル、レストランなどが増えてきています。しかし、一方では盲導犬をつれた視覚障害者の飲食店、宿泊施設、タクシーの利用が断わられる事例も報告されています。このような状況を改善し、盲導犬に対する一般の理解をさらに深めるために厚生省は、週刊誌、ラジオなどで盲導犬の理解と普及のための広報を行っています。また、平成 6年 1月には社会福祉・医療事業団の協力により「盲導犬啓発ポスター」を18万5000枚作成し、全国の都道府県市町村に送付するとともに、全国旅館、麺類、飲食業、中華料理、すし商同業組合連合会等を通じて加盟店に配布しています。

盲導犬育成に関する予算につきましては、政府が策定した「障害者に関する新長期計画」の期間内に年間500頭の育成体制を確保するために初年度分を平成 6年度予算案に盛り込んだところです。現在の年間100頭から500頭へ盲導犬育成体制を拡充するためには、

  1. 全国8つの盲導犬協会の協力が得られること
  2. 視覚障害者の皆さんの盲導犬に対する興味と理解が深まること
  3. 一般国民が盲導犬を受け入れ、理解すること
などが必要です。

このような「盲導犬情報」が創刊され、盲導犬についての情報が日常的に交換されることも、盲導犬育成に係る専門家の知識・技術レベルを高めるために、盲導犬に対する一般の理解を深めるためにも重要です。継続的に発行されることを期待致します。

盲導犬使用者の全国組織を

広島市 清水 和行

私たち目の見えない者にとって「歩く」ということは、大変苦労を伴うものです。この「歩く」という作業を少しでも快適なものにしてくれるもの、いや、むしろ喜びにさえ変えてくれるものが、言うまでもない盲導犬なのです。

1957(昭和32)年、国産第1号の盲導犬が塩屋先生の手によってつくられて以来37年になります。その間、多くの人たちの献身的な努力の結果、わが国の盲導犬使用者は800人近くまで増加しました。この数は、イギリスやアメリカ合衆国に比べれば一桁違いの少なさではありますが、少なくとも盲導犬が私たち目の見えない者にとって雲の上のものではなくなったことは事実ではないでしょうか。

しかし、盲導犬さえ手に入ればすべての問題が解決するのでしょうか。決してそうではありません。

盲導犬をとりまく諸問題

いま、日本の中で「盲導犬」という言葉を一度も聞いたことのない人は、果たしているでしょうか。しかし、食堂やレストランでの入店拒否、タクシーの乗車拒否、ホテルや旅館での宿泊拒否などの事例は後を絶ちません。また、市民として当然許されるべき議会傍聴も盲導犬と一緒では出来ない自治体も多いのです。私たちは盲導犬によって「安全」で「快適」な歩きを取り戻すことが出来ましたが、出かけた先で「拒否」されれば現実に社会参加出来たとは言えないのです。

また、自治体が行う盲導犬の貸与事業においても格差があるようです。事業そのものを実施していない自治体、また盲導犬協会を指定しており、自分の希望する協会の盲導犬が手に入らない自治体があるのです。行政には行政の事情があるのでしょうが、住んでいるところによって「あなたはマツダの車」「あなたは日産の車」「あなたはトヨタの車」と決められるようなものです。どこに住んでいても自分に合った盲導犬と歩けるようにしたいものです。

さらに、盲導犬の医療費についての問題は深刻です。いくら健康に注意していても、やはり生き物ですから病気をすることがあります。盲導犬には健康保険がありませんから、突然高額の医療費がかかった場合、その負担は直接家計を圧迫することになります。せめて所得税の控除にでもなれば少しでも負担を軽減できるのですが、今のところ税制上の援助は何もないのが実状です。

まだまだ数えあげればキリがありません。このような問題を解決するには、やはり個人の力だけではどうすることもできないのです。

親睦や情報交換の必要性

また、盲導犬使用者だからといって、盲導犬のことを何でも知っているわけではありません。私の住んでいる広島では、毎年、県内の「盲導犬使用者のつどい」を行っています。昨年はペットショップから講師を招き、犬のグルーミング・テクニック(ブラッシングやシャンプーなど)について、実技を交えた講習会を開いていただきましたが、参加者からは大変好評でした。また、普段なかなか会うことのできない使用者同士がお互いの失敗談や工夫していることなどを交換し合っていますが、いつも大変参考にさせてもらっています。特に初めて盲導犬と生活する人にとっては、このような「つどい」があることで相談できる仲間を作ることができ、大変有意義ではないでしょうか。

全国的な組織作りの動き

ことの起こりは、昨年10月 3日に箱根で行われた「第1回全国視覚障害者活動交流集会」の盲導犬分科会でした。参加者は全部で26名。そのうち盲導犬使用者は5協会出身の11名でした。わずか2時間足らずの話合いでしたが、活発な意見交換が行われました。そして最後に「ぜひ盲導犬使用者の全国的な組織をつくり、情報交換や啓発活動をしていこう」ということが確認されたのです。余談ですが、この時主催者である全視協が用意してくれた会議室が和室であり、結局全体会を行った部屋での話合いとなるというハプニングがありました。主催者が視覚障害者の運動団体であるにも関わらず、こういったことが起こりうるのです。いかに粘り強い啓発活動が必要であるかを物語っているのではないでしょうか。

そして今年 1月16日には、東京で「第1回全国盲導犬使用者の会準備会」がもたれました。「点字毎日」にも会のお知らせを載せた結果、参加者は6協会出身の14名となりました。話合いの中で親睦、情報交換、啓発活動などを目的とした使用者の会を作ることについていろいろな意見が出されましたが、組織の運営や財政の問題、あるいは全国の盲導犬使用者にどの様に伝えていくか等、いくつかの課題を残しました。また、結成総会を開くにしても、その会場やボランティアの確保など今後考えなければならない課題も明らかになりました。いずれにしても、今後何回かの準備会を重ねていく中で、一つずつ解決していかなければなりません。

これは、私個人の意見ですが、出来れば全国に8つある盲導犬協会の協力を得て、全国の盲導犬使用者に対して組織作りに関するアンケート調査が必要だろうと考えています。一人でも多くの盲導犬使用者が仲間になれるように全てをオープンにして皆さんの意見を集約できればと思っています。

終わりに

次回の準備会は 5月 4日に東京で行う予定です。幸いにも全国8つの盲導犬協会出身者が集まれることとなりました。私たちの、私たちによる、私たちのための全国組織作りがいよいよ本格的に動き出したのです。全国の800人の盲導犬使用者が一人でも多く集えることを心から希望します。皆さんのご意見やご要望がありましたら、盲導犬情報室気付・清水和行宛にお寄せ下さい。

盲導犬の需要等に関する調査報告(1)
   =視覚障害者にとって盲導犬とは=

I.はじめに

「盲導犬に関する調査委員会」は、わが国における盲導犬の潜在的、将来的な需要について調査研究することを目的とし、視覚障害者に対して盲導犬の需要等に関する調査を行った。この種の調査は、1960年にアメリカ合衆国のコロンビア大学社会事業大学院ニューヨーク校附属調査研究センターが行ったものが知られているが、わが国においては今日まで本格的な取り組みはなされていなかった。

II.調査方法

(1)調査対象者および手続き
日本ライトハウス、国立身体障害者リハビリテーションセンター等の視覚障害者更生援護施設の訓練修了者や京都府下の身体障害者手帳所有者等2380名を対象とし、質問用紙を配布、郵送による回収方法をとった。回答者数は549名、回収率は23.0%であった。

(2)調査項目
調査項目は、

1)外出および歩行方法等に関する質問
外出時の歩行補助具や外出頻度・歩行に対する満足度について等
2)盲導犬に対する意識に関する質問
盲導犬に対する関心・情報の有無・盲導犬使用に対する考え方について等
3)回答者自身に関する質問
回答者の性別・年齢・障害等級・失明原因について等

に関して、合計26項目の質問によって構成されている。

(3)調査期間
この調査は、1991年 8月 1日から同年 9月30日の期間で実施された。

III.調査結果

質問が多岐にわたるため、今回は、回答のあった549名の内、盲導犬を使用していない526名について、特に盲導犬に対する関心の度合や情報量、盲導犬使用に対する考え方といったことを中心に報告していきたい。

(1) 盲導犬に対する関心の度合と情報量について 「あなたは盲導犬に関心がありますか?」という質問に対する回答は、
多いにある25.9%
少しある35.0%
ない18.1%
どちらとも言えない17.7%
その他1.5%
となっており、盲導犬に関心を持っている人が決して少なくないことを示している。

ところが、「あなたの盲導犬に関する情報の量は多い方だと思いますか?」という質問に対しては、
豊富5.3%
普通33.7%
少ない42.6%
全くない14.3%
その他1.0%
と、盲導犬に関する情報量が「少ない」あるいは「全くない」と答えた人が半数以上を占めている。
 ただし、情報量が「豊富」と答えた人の42.5%が盲導犬について「多いに関心がある」と答えているのに対して、関心が「少しある」「ない」と答えたのは各々約2割程度となっている。逆に情報が「全くない」と答えた人の39.8%が関心は「ない」と答えており、「多いにある」と答えている人は2割に満たない。

 次に「それらの情報は、主にどこから入手されましたか?」と、その情報源を問うと、
マスコミ45.5%
盲導犬使用者26.6%
視覚障害者の友人14.4%
盲導犬訓練施設9.9%
歩行訓練士5.6%
となっており、マスコミから情報を得ていると答えている人の多いことが判る。

ただし、情報量の多少によって、その情報源には差が出てくる。たとえば、情報が「豊富」と答えた人の半数以上(53.1%)が、その情報源を「盲導犬使用者」と答えている。次いで盲導犬訓練施設(24.5%)・歩行訓練士(6.1%)となっており、盲導犬について実際の知識を持っている盲導犬使用者か、視覚障害者の歩行について専門的な知識を持つ盲導犬訓練施設や歩行訓練士がその主な情報源になっている。一方、情報が「少ない」と答えた人では、約半数の人(51.8%)がマスコミをその情報源にあげている。次いで盲導犬使用者・視覚障害者の友人(各12.4%)となっている。

(2)盲導犬使用に対する考え方について
「盲導犬を使用する可能性について考えたことがありますか?」という質問に対して、
できるだけ早く、盲導犬を使用したいと考えている45.5%
盲導犬を持つうえで障害となることがあるので、将来、それが解決したときに考える14.4%
過去に考えたことはあるが、今は考えていない22.4%
過去に盲導犬を使用することを考えたことはないし、現在も考えていない47.1%
という結果になった。ほぼ7割の人が、過去はともかく現在は盲導犬の使用を考えていないと答えており、回答者の多くが、盲導犬を自分の歩行補助具としては考えていないことが判った。
また、そう考えるに至った理由を挙げてもらうと、 「将来、問題が解決したときに考える」と答えた人では、
飼育場所がない43.5%
体力20.3%
資金がない18.8%
が主な理由になっている。

これを男女別でみてみると、「体力」を理由にあげている女性は33.3%で男性の約3倍となっているが、逆に「資金がない」ことを理由にあげている男性は29.7%で女性の4倍以上となっており、性別によって違いがみられる。

「過去に考えたことがある」と答えた人では、
交通環境が厳しく、盲導犬を使用しても単独歩行は困難と思うようになった20.4%
高齢になったので、盲導犬を使用することは無理と思うようになった15.7%
情報が増えるにつれ、盲導犬に対する評価が変わった9.3%
盲導犬を使用することに反対する意見があり、それを尊重するようになった8.3%
となり、約半数近くが「その他」を選んでいる。「その他」以外で男性が選んだ理由で多いのは、交通環境(26.3%)・高齢(15.7%)。「評価の変化」「反対意見の尊重」は各々1割に満たない。一方、女性が選んだ理由で多いのは、高齢(18.2%)・反対意見の尊重・交通環境がそれぞれ13.6%と若干の違いをみせている。

「過去も現在も考えていない」と答えた人では、
白杖で十分36.0%
補助的手段を必要としていない26.7%
犬が嫌い13.4%
盲導犬の飼育に手間と費用がかかる8.8%
男性で一番多い理由は「白杖で十分」41.9%、次いで「補助的手段が要らない」24.0%となったが、女性では「補助的手段が要らない」32.1%、次いで「白杖で十分」27.4%、「犬が嫌い」も19.1%となった。また、障害等級1級の人では、「白杖で十分」39.0%、次いで「犬が嫌い」19.5%となっている。


(3)盲導犬に対する考え方とその情報量・情報源

盲導犬の使用を「できるだけ早く」「将来考えたい」「過去に考えたことがある」と答えた人の中で、盲導犬に関する情報量の違いをみてみると、「情報が全くない」と答えた場合を除いてあまり大きな差は出てこない。「情報が全くない」と答えた人の比率は、「将来」「過去」共に約1割程度であるのに対して、「できるだけ早く」と答えた人は27.8%と3倍ちかくに増えている。

その情報源をみてみると、一番多いのはマスコミ、次に盲導犬使用者、と盲導犬に対する考え方によって差はみられないが、その占める割合が少しずつ違っている。たとえば、「できるだけ早く」と答えた人でマスコミをその情報源としている人は約半数になっている。次に多いのは盲導犬使用者・視覚障害者の友人で各13.6%。歩行訓練士と答えた人はいない。「将来」では、マスコミ30.8%・盲導犬使用者29.1%。「過去」ではマスコミが29.8%と、マスコミの占める割合が一番低い。「考えたことがない」人ではマスコミ40.6%・盲導犬使用者16.3%・無回答16.1%。

「過去には盲導犬使用を考えていた」と答えた人の中で、「情報が増えるにつれ、盲導犬に対する評価が変わった」「盲導犬を使用することに反対する意見があり、それを尊重するようになった」ことを理由にあげている人だけをみてみると、情報が「豊富」と答えた人が18.5%、逆に「ない」と答えたのは3.7%となっている。また、その情報源もマスコミ(20%)より盲導犬使用者(28.6%)からの人が多い。

IV.まとめ

盲導犬に対して関心の高い人は、それなりに盲導犬に関する情報を得ようとしているようだが、関心のある人イコール盲導犬の使用を希望している人、というわけではない。また、盲導犬の使用を肯定的に考えている人でさえ、盲導犬に関する情報を充分に持っているわけではない。これは、盲導犬事業に携わる関係者にとっては少なからずショックを与える結果と言えるのではないだろうか。

また、盲導犬に関する情報の入手先をみていくと、やはりマスコミの持つ影響力が大きいことが判る。もちろんマスコミからの情報が間違ったものばかりとは言えないが、マスコミが発した情報の受け取り手の多くは晴眼者であることを考えると、マスコミによって視覚障害者が必要とする盲導犬に関する専門的で正しい情報が得られるとは考えにくい。やはり盲導犬訓練施設や歩行訓練士など、専門的アドバイスが出来るものの役割が重要であるはずだが、まだまだそのすべき役割を充分果たしていないことが今回の調査で明らかになった。

冒頭で紹介したコロンビア大学社会事業大学院ニューヨーク校附属調査研究センターによる調査報告の中に、次のような一文がある。

「真に望まれることは、視覚障害者の福祉機関と盲導犬訓練機関の密接な協力体制である。視覚障害者がその歩行を確保するという目標においては、両者はそれを分かち合っているのだから。」

単に盲導犬に関する情報に限らず、様々な情報があふれる中で、本当に必要なのは、正確でしかもその人その人の状況に応じた情報ではないだろうか。そういった情報が提供され、一人一人の視覚障害者が自分に適したより安全で有効な歩行手段を選択するためには、盲導犬訓練施設職員も歩行訓練士も、視覚障害リハビリテーションの専門家として互いに協力していくことが望まれている。

盲導犬情報ボックス

盲導犬による歩行指導はどこで受けられるのでしょう?

現在、日本で盲導犬による歩行指導は、8協会9ヶ所で実施しています。今回は、その名前と場所を北から順にご紹介していきます。

北海道盲導犬協会 〒005
北海道札幌市南区南30条西8丁目1-1
電話:011-582-8222
栃木盲導犬センター 〒321-03
栃木県宇都宮市福岡町1285
電話:0286-52-3883
日本盲導犬協会北陸訓練所 〒930-01
富山県富山市北代田渕395
電話:0764-34-3473
日本盲導犬協会茅ヶ崎訓練所 〒253
神奈川県茅ヶ崎市本村4-20-23
電話:0467-54-0799
アイメイト協会 〒177
東京都練馬区関町南2-22-7
電話:03-3920-6162
中部盲導犬協会 〒455
愛知県名古屋市港区十一屋1-70-4
電話:052-382-6776
関西盲導犬協会訓練センター 〒621
京都府亀岡市曽我部町犬飼未ヶ谷18-2
電話:0771-24-0323
福岡盲導犬協会訓練センター 〒819-11
福岡県前原市大字東283-1
電話:092-324-3169

「国際盲導犬の日」をご存じですか?

毎年 4月最後の水曜日は、「国際盲導犬の日」です。

国際盲導犬学校連盟が、各加盟施設に対して、盲導犬に関する理解を深めるために啓発事業に取り組むよう提唱し、「国際盲導犬の日」を定めたのです。国際盲導犬学校連盟とは、盲導犬を育成する施設の唯一の国際組織で、1989年 9月に発足し、14ヶ国34施設が加盟しています。

1992年から、世界各地でこの「国際盲導犬の日」にちなんだ、さまざまな催しが行われています。オーストラリア・フランス・オランダ・ノルウェー・アメリカ・南アフリカなど。日本でも、北海道盲導犬協会や関西盲導犬協会の催しが国際盲導犬学校連盟のニュースレターに紹介されています。その内容をちょっとのぞいてみると・・・。施設の一般公開や訓練の実演、盲導犬使用者やパピーウォーカーの交流会、コンサートといったことは、多くの施設で取り組まれているようです。中には、目隠しをした晴眼者が白杖を使ってゲームに参加したり、料理をしたり、といったことをしたところもあるようです。

今年の「国際盲導犬の日」は、 4月27日でした。さあ、世界各地でいったいどんなイベントが開催されたのでしょうか。

「盲導犬同伴可」のステッカーができました

このステッカーの大きさは、縦14センチ・横12センチで、青い地に白抜きでハーネスをつけた盲導犬が座っている姿を横からデザインしたものです。ステッカーの下の部分には「盲導犬同伴可」の文字、またその文字の上には小さく「一般のペットを伴ってのご利用はご遠慮ください」と表示してあります。

日本盲導犬協会が作成し、4月から全国的に飲食店やホテル、また交通機関にも無料で配布しています。このステッカーを各店頭に掲示することによって、各店の理解を求めるとともに、他の利用客にも盲導犬使用者の存在を知ってもらい、もっと盲導犬使用者がスムースにいろいろな施設を利用できるようになることを目的としています。

日本盲導犬協会では、ステッカーと同時にポスターも作成して配布しています。これらについてのお問い合わせは、同協会(〒151 東京都渋谷区西原1-30-7 マイコア1F 電話03-3460-6211)までお願いします。

テープ版購読者の方へのお願い

テープ版購読者の方に、次のようなお願いがあります。

  1. テープ版を読み終えたら、必ず盲導犬情報室にテープを返却して下さい。
  2. テープは必ず巻き戻してから返却して下さい。
  3. テープ郵送用の袋の宛名が書いてある紙を裏返して下さい。盲導犬情報室宛になります。
  4. 遅くとも次の号が出る月の始めには、盲導犬情報室に届くように送って下さい。返却していただかないと、次号がお送りできません。

なお、テープはダビングしていただいて結構です。

以上、よろしくお願いします。

編集後記

「盲導犬情報」準備号は、全国の盲導犬協会や歩行訓練等の指導を行っている社会福祉施設、各都道府県の視覚障害者協会、点字図書館などに向けて、約600部を発送しました。その後、約300名の方や施設から「盲導犬情報」の申し込みがありました。「盲導犬情報」準備号の次は「さよなら盲導犬情報」になってしまうのでは、とずっと不安に思っていましたが、お陰様でそういう事態はさけられそうです。

ところで、準備号では、点字版・墨字版・テープ版のいずれか一つを選んで申し込みをしていただくようにお願いしましたが、実際には、なかなか一つには絞れないという方が少なからずいらっしゃいました。そこで、一種類だけを申し込まれた方で、他の印刷タイプのものも欲しいと考えておられる方がおられましたら、お手数ですが再度ご連絡下さい。次回からお送りするように致します。