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朝日新聞投稿記事「盲導犬が傷つけられた」事件について

8月1日付けの新聞投稿欄に、「盲導犬が何者かによって傷つけられた」といった趣旨の文書が掲載され、その後、新聞・テレビなどでこの事件に関する報道がなされ、これに対して市民の皆様よりご意見や問い合わせをいただいております。そこで、以下に全国盲導犬施設連合会加盟8施設共同の見解をお伝えいたします。
 
私ども盲導犬に関わる者として、今回の事件は大変衝撃的であり、あってはならないことであると強い憤りを覚えております。これが何者かによって故意になされた動物への暴力であったとすれば、動物愛護法〈略称〉にも抵触するれっきとした犯罪行為であるとも考えます。まずは、被害を受けた盲導犬並びにユーザーの方が被った心の傷が一日も早く癒えることを心よりお祈り申し上げます。
 今回被害にあったのは盲導犬です。盲導犬の横に目の見えない人、見えにくい人がいると知りながら、傍らにいる盲導犬に対し危害を加えるなど、卑劣極まりない行為です。盲導犬を傷つけるということは、同時にユーザーの行動の自由を奪う行為でもあります。本案件は警察当局による調査が進んでいるとの一部情報がございますので、その状況を見守りたいと思います。

 今回の事件には、多くの市民の皆様が関心をよせ、インターネット上において、盲導犬や視覚障がい者の方の保護や見守りを訴えていらっしゃいます。これを見るにつけ大変心強く感じます。しかし一方で、盲導犬に関する誤った情報が流布されているのも事実です。
中でも「盲導犬は何をされても吠えないよう訓練されている」とする記述が多く見かけられますが、連合会加盟8施設におきましては、こういった訓練は一切行っておりません。盲導犬でも普通の犬と同様、驚いた時に一声吠えることもありますし、強い痛みを感じた時には悲鳴もあげます。施設では、犬たちを褒めて訓練していくことを基本としています。犬達を1頭ずつ把握して、盲導犬に向いている素質を持った犬を盲導犬にして、人と一緒に盲導犬の仕事を楽しめる犬として盲導犬として世に送りだしています。

盲導犬に対する誤解や誤った情報によって、大変悔しく辛い思いをされているユーザーもいます。どうかその点について、ご理解をいただけますようお願い申し上げます。
全国盲導犬施設連合会ならびに連合会加盟8施設といたしましても、今後より一層皆様にご理解いただけるよう、情報発信を心がけてまいりたいと思います。

認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会
公益財団法人 北海道盲導犬協会
公益財団法人 東日本盲導犬協会
公益財団法人 日本盲導犬協会
社会福祉法人 中部盲導犬協会
公益財団法人 関西盲導犬協会
社会福祉法人 日本ライトハウス
社会福祉法人 兵庫盲導犬協会
公益財団法人 九州盲導犬協会

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